ご無沙汰しています。こういう始め方なのが既にイケてない。どうやら
はてなダイアリーが終了するらしい。このお願いに沿って、
はてなブログに移行して有料プランの
はてなブログPro(ちょっと高い気はする
*1)に2018年の12月30日に登録した。もちろん2018年中に1記事は書こうと思って。けど(やはりと言った方がいいか)、12月中に記事をエントリーできず、今日まで至りました。反省はしていない。
会場はこちら。
コンテンツ配信サービス『note』(これは後で出て来るので、憶えておくように!)を提供する
ピースオブケイクのイベントスペース。
こんなオシャレなオフィスで働いてみたいものですな。
オープニング
まずはオープンニング。徳力さんからの基本ルールの説明。
メディアミートアップの基本ルール
- 2大原則は「オープン」で「フラット」。
- ハッシュタグは #メディアミートアップ (オフレコ発言には配慮)。
- 双方向でのミートアップが目的。前向きに議論しましょう。
ふむふむ。オープンでフラットで双方向か。もちウェルカム。
「スマホ時代の個人情報発信の始め方」についての議論
ここから徳力さん司会で、嘉島唯さん、むねさださん、りょかちさんとのディスカッション。以下、書き起こしではなく(録音もしていないし)、メモなので、要点のみ。*3
自己紹介
情報発信をするようになったきっかけ
徳力 情報発信をするようになったきっかけは?最初はハードル高くないか。
むねさだ きっかけは二段階。2009年にマンション買った。ローンや家具からWebで調べた。知りたい情報が出て来なかった。調べた情報をログで残すと他の人が助かるのではないか。それで、新築マンションブログを書いた。最初は書くことはあったが、書くことがなくなって放置。
むねさだ その次の段階は会社で自社の携帯電話をブロガーに渡してブログを書いてもらった。中の人としてブロガーと交流した。個人で大企業と対等に話しているのを見て格好いいと思った。知りたかったら俺のブログ見てればいいよと(カイ士伝のカイさんに)言われた。そのブログがこれ『
F905iから大幅に変わったF906iの本体デザイン - カイ士伝』。
りょかち いつからかはよく分からない。ネットに書いたのは中学生の時に。モバスペという
ガラケーのサイト。高校生ではコミュニケーションの手段として、リアルというつぶやきのページや日記を書いた。
徳力 情報発信を意識したのは?
りょかち 自撮りでデビューした。自撮りアプリが流行ってて色んなところから取材を受けた。このまま終わらないように
ライブドアブログで書き始めた。先に注目されてから情報発信を始めた。
嘉島 新卒は
ソフトバンクで全く情報発信することはなかった。
Twitter使うくらい。辞めていきなりギズモードに入ってバーンと(一人笑)。
嘉島 ソフトバンクはメディアとしてではなくノリで入った。メディアに注目したのは就活終わってから。津田さん
*5のアシスタントをやった。楽しそうだなと思った。
徳力 ギズモードに入るまでは情報発信は何もやっていない?
嘉島 ブログとかはちゃんとやってなかった。書くのはギズモードに入ってからノリで
*6。何も考えてなかった。
りょかち 嘉島さんは
Twitterでやり取りしていたのが楽しかったのでは?
嘉島 好きなところには顔を出すのはやっていた。近くに
Twitterをバンバンやってた人がいたので。
壁を超えたと思った記事
徳力 壁を超えたと思った記事は?
munesada.comむねさだ 気が付いたら片桐仁さんと飲んでた。ヨッピーさんがやってたWebライター塾に参加した。14分で完売した。ゲストが中川淳一郎さん。中川さんに「来週片桐仁と飲みに行くけど、行く?」と言われて、飲みに行った。
むねさだ いくつかの積み重ねと聞かれてすぐ行くと答えたことから始まった。
narumi.blog.jpりょかち 有名なブログに書いてもらった。
嘉島 「ちょうどバレンタインデーだったので……」という話(オフレコ)。
嘉島 小学生から坂本さんが好きだったからだいたい知っている。坂本さんは私のnoteを今でも読んでくれている。(すがるように質問した私に)最後に「またすがる質問をしてください」と坂本さんに言われて嬉しかった。坂本さん、大スキ!
徳力 皆さん、バズったりとか
はてブがいっぱい付いたとかではなくて、思いなんですね?
反省すべきネガティブなこと
徳力 反省すべきネガティブなことはあったか?
anond.hatelabo.jpむねさだ はてな匿名ダイアリーでコメントに「某わんぱくなブログの人(=むねさだ)じゃないか」と書かれた。一応嫁に書いたか確認した(が、違った)。プライベートなことをどこまで書くかは家族と合意している。
嘉島 後悔したことは一度もない。ネガティブなことは書かない。悪いことを指摘されても「(相手の)読解力が低いんだな」と思う。
www.businessinsider.jpりょかち 取材で自撮りをしようとしていない写真(「文化祭がいまのSNSでの活動の原点」 、撮影:今村拓馬)を載せられた。取材した人は可愛いと思ったらしいが。記事の目的とは違ったコメントが返った来たのが反省。
嘉島 同僚は悪く書かれることがあるが、私はない。ネガティブなことを書かないと寄って来ない。反省することはない。
*8
りょかち LINEは田端さん
*9がいるので、
SNSでとやかく言われることはない。
むねさだ SNSが厳しい。社内で写真撮ったものを
SNSに上げられない。写真を上げても会社感を出さないような写真にしている。
嘉島 noteは自由に書いている。
BuzzFeedで炎上しそうなのはnoteに書いている。給料もらって書いているかそうでないかの線引き。炎上しそうな記事はどういう反応が来るか編集者やっている友人に見せてコメントを求める。
むねさだ 僕も炎上しそうなものは事前に友人に見てもらう。
ネガティブなことがあっても情報発信を続ける理由
徳力 それでも情報発信を続けるのはナゼ?
りょかち ネガティブフィードバックは大好き。ロジックのない叩きはイライラするが。世の中でこういう人いるんだ、なるほどと思う。敢えてツッコミやすくする。続けるのは情報発信が強みで、情報発信以外は弱者だから。
徳力 名刺にブロガーと入れている。言い訳として。
マーケティングのことはお客さんの方が詳しい。
むねさだ 読む人に喜んでもらいたい。喜んでいる人を見て喜びたいのかもしれない。
徳力 ブログを書き始めた頃はそういうことはない?
むねさだ 美味しいものを食べたとしても伝えられるのは職場の10人くらい。ブログはツイートが拡散されて広がりがある。
徳力 わざわざ個人でやるのは?
嘉島 ここ最近答えが見つかった。noteが一番大きい。noteがローンチして次の日に書いた。当時はギズモード。ギズモードは読者の9割が男。「女性系メディアって……」という話(ここはオフレコ、一言で言うと、バカじゃないの?笑)。
嘉島 女性系メディアよりも私の方がPV多くないと言いたいことが言えない。
嘉島 坂本(龍一)さんが音楽を作るのは「自分が楽しいから」と言った。「誰かのためにとか言うのは病気」とも。それを聞いて書けなくなった。その後、エゴを取り払って自分が楽しいから書くと思えるようになった。
徳力 メディアミートアップ始めて、頭でっかちになって後悔した。
パラレルワールドで個人だから自由に書けばいいけど、横から言われる。考え過ぎちゃうといけない。
嘉島 数週間前にもう一つ発見があった。プロダクトとは違って、なんかできたものが作品。作品に思いは込められないことが多い。デザインに関して語れるものはプロダクトだから。アーティストにインタビューする時も作品への思いは聞かない。作品ができたきっかけを聞く。
むねさだ 楽しいから書くのはあるが。自分はブログなりnoteなり個人かメディアか意識しないで読む。公開して読んだ人が不快にならないようにと考える。ブログは一晩寝かしたりしてから公開する。
徳力 ブログは書いちゃうから書く。オファーをもらうと、書けない。
りょかち noteに書いている文章は夜中に書いた文章。なぜ書いたか分からない。普段の仕事はプロダクトで狙いがあって仮説検証している。26歳の小娘がこういう舞台に出させてもらっているのは作品を書いているから。
むねさだ 情報発信は敷居が高くない。コンビニで毎日食べている弁当を上げるだけでも良い。カロリーとか何かの思いや情報を載せれば違う。写真だけでも違うかもしれない。
徳力 個人的にはそれすら気にしなくていいかもしれない。出しておくと、パプニングで繋がる可能性が高い。
りょかち 個人発信でこうすべきと言うのが量産されている。1日30ツイートしないとフォロワーが増えないとか。楽しくないと続かない。気にせず、楽しくやるのが一番。
徳力 お金の話が絡むと面倒。あくまで楽しい方でやって、結果で儲かることがいい。
(後編へつづく)
今日のオススメ本
noteに関する有用そうな本はなさげなので、ブログに関する本を。帯にある「ブログで稼げる体質にする」とは今回の話からすると、本質がズレている。ここは文章術の本の方がいいかもしれない。なので、オススメではない。オススメは後編で。