エシカルプロジェクトとは
エシカルプロジェクトはブンブン*1（セブン-イレブン）が食品ロス（廃棄）削減のために推進するプロジェクトのこと。
www.sej.co.jpここ↑に書いてあるように消費期限が迫った商品にエシカルプロジェクトのシールが貼ってあって、エシカル対象商品を電子マネーnanacoで買うと税抜き販売価格の5%分のnanacoポイントがボーナスとして付与されるのだ。
よく知らなかった
トップメッセージ｜セブン‐イレブン～近くて便利～ に書いているように（去年2020年の）5月11日に全国的に始まったプロジェクトらしいが、これまでよく知らなかった。というのも、よく使う店舗でこのシールを貼っている商品を見たことがほとんどなかったし、そのこともあってかエシカルプロジェクトの中身を全く知らなかった。
なぜ気づいたか
年末年始いつも使う自宅最寄りのブンブン店舗で弁当とか品切れが多く品揃えが異様に悪かったので、時おりちょっと遠い店舗を利用することに。で、ふとレシートをまじまじと見たらnanacoのポイントが普段よりえらく多めに付いていて、その多くはボーナスポイントだった。なんだろうと思ってそのレシートをさらに見ると「◎の商品はエシカル対象商品」との説明があり、ググって最初のページに辿り着いてエシカルプロジェクトの中身を知った次第。
エシカルやっている店舗（セブン-イレブン 江東大島５丁目店）
まず、エシカルプロジェクトをちゃんと（というか普通に）やっている店舗を見ていこう。
こんな感じで入口に案内のポスターがある。
エシカル対象商品にはエシカルプロジェクトのシールが貼ってある。写真撮ったのは1月8日の20時台で消費期限は翌日の午前3時になっている。確かに消費期限に迫っている。
この店舗は他にもいくつかエシカル対象の商品があった。消費期限は同じく翌日の午前3時。奥にもエシカルプロジェクトのシールが貼ってある商品が見えるよね。
エシカルやっていない店舗（セブン-イレブン 大島駅前店）
次に、エシカルプロジェクトをやっていない店舗を見ていこう。
エシカル対象商品であろうものにもエシカルプロジェクトのシールが貼っていない。全く同じ商品で消費期限も同じ翌日の午前3時となっているのにも関わらず。補足すると、時間軸としてはこちらが後である*2。
外に出てみると入口には案内のポスターはない。
アレレ？と思って店内に戻ると、エシカルプロジェクト（5%付与）のノボリはちゃんと（笑）ある。けど、商品はこれだけあってもエシカルプロジェクトのシールが貼ってあるものは一つもない（上のように消費期限が迫っているものでも）。
エシカルプロジェクトでのレシート
で、わざわざエシカルやっているふりの店舗にも写真を撮るために寄ったけど、もちろんエシカルやっている方の店舗で買った。そのレシート。「◎の商品はエシカル対象商品」との説明あるし、ボーナスポイントが5%付与されているね。
エシカルプロジェクトへの疑問
ここで疑問に思ったことを挙げておこう。
- なぜエシカルプロジェクトやっているふりのブンブン店舗が存在するのだろう。
- ひょっとしてボーナスポイント付与分はブンブン本部側ではなく店舗側が負担しているのだろうか。
- 店舗側にはシール貼ったりレジ登録したり負荷がかかるだろうから、（ボーナスポイント付与分が店舗負担である場合に限り）店舗としてやらない選択もあり得る。だが、その場合はエシカルプロジェクトのノボリは出すべきではない。
- （普通に考えて）ボーナスポイント付与分がコンビニ本部負担であるなら、シールを貼っていなくてもエシカル対象としてレジで処理するようにすればいいだけではなかろうか。消費期限過ぎた商品はレジでエラーになるからレジ通した時に消費期限間近というのも判断できるはず。店舗側の過失でシールを貼り忘れても消費者側には不利益はないし、本来のプロジェクトの目的である食品ロス削減も達成できている。
何にせよ、家から最寄りのブンブン（エシカルやっていない店舗）を使う気が失せて、遠めのブンブンを使わないといけなくなったのが面倒だ。
今日のオススメ本
「エシカル（消費）」で検索して出て来た、つまらなそうな（笑）本の中から唯一読む価値がありそうな本はこれ。いつのまにか「希望を持って生き抜くために身につけたい世界の教養」なんて帯が付いているようだけれども（笑）。
FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
- 作者:ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド
- 発売日: 2019/01/11
- メディア: 単行本
