TOKIOは一日にして成らず

日々思ったことをつらつらと

当ブログの記事には広告・プロモーションが含まれています

2月に読んだ本

2月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2150ページ

あるキングあるキング
ある王様の物語。王様は孤独なのだ。奇妙でファンタジー色が強く伊坂幸太郎のいつもの作風とは異なる趣。シェークスピアの『マクベス』を下敷きにしているようだが、読んだことないせいか面白さがいまひとつ伝わらない。印象的な作品ではある。
読了日:02月01日 著者:伊坂 幸太郎

週末、森で週末、森で
独身30代女子三人の漫画。ほのぼのした絵柄の中に人生について含蓄があることばが展開される。なぜか共感してしまう。
読了日:02月06日 著者:益田 ミリ

イノセント・ゲリラの祝祭イノセント・ゲリラの祝祭
チーム・バチスタの栄光』ほどの手に汗握る展開がなく、もはやミステリーですらない。丁々発矢の言葉のやり取りを楽しむのにはいいが、個性ある登場人物がなんとももったいない。 姫宮をチラチラと登場させたり、シオンの見せ場なく終わるところは続編を匂わせている。続編に期待したい。
読了日:02月06日 著者:海堂 尊

巨大人脈SNSのチカラ (朝日新書)巨大人脈SNSのチカラ (朝日新書)
まず2007年2月の出版という点を加味して読む必要がある。SNSについて一通り語ってはいるし、今残っているサービスもあるが、SNSのチカラを伝え切れてない。旅の話など内容と関係ない脚注の入れ方とか好きなんだけどな。
読了日:02月06日 著者:原田 和英

パタン・ランゲージによる住まいづくりパタン・ランゲージによる住まいづくり
アーキテクトビルダーがユーザヒアリングを中心に住まい作りを進めて行く様はソフトウェア開発にも写像可能だ。アレグザンダーのパタンを分かり易く図解してくれ、中埜さんの若かりし頃の写真も楽しめます。
読了日:02月09日 著者:中埜 博

別れのあと別れのあと
別れにまつわる5つの恋愛小説短編。どれも悲しく切ない話だけど、深い愛情を感じる『婚約指輪』が一番いいかな。『この河の向こう岸』は源氏物語の宇治十帖の浮舟を下敷きにしていて、その愛欲の描写には目を見張るものがあった。
読了日:02月14日 著者:小手鞠 るい

形の合成に関するノート (1978年)形の合成に関するノート (1978年)
デザインに関して形に注目して、数式も使ってデザインに寄与する点を明確にしようとしている・・・のだろうけども、難解過ぎて理解できない。誤字も多いし、翻訳の問題もあるのかなあ。
読了日:02月14日 著者:クリストファー・アレグザンダー

銀河鉄道の夜銀河鉄道の夜
昔文庫本で読んだ時は読み通せなかったが、ビーズなどを使った清川あさみの絵のおかげか、全部読むことができた。文章には所々秀逸な表現があり、万華鏡のような綺麗な世界観を感じる。読んでいて眠くなってしまうのは私の心が穢れているせいですね(笑)
読了日:02月20日 著者:宮沢 賢治,清川 あさみ

私の赤くて柔らかな部分私の赤くて柔らかな部分
冒頭の宮益坂の描写から設定がリアル過ぎると感じ、ところどころ物語が非現実的で、それでもひっかかりがあって最後まで読んでみたけれど・・・。著者のプロフィールに「稀代の言葉づかい」と書いてあるのは私の好みじゃないなあ。初めて読んだ作家だったけど、もう読まないだろう。
読了日:02月21日 著者:平田 俊子

「はてな」ではじめるブログ生活―はてな公式ハンドブック「はてな」ではじめるブログ生活―はてな公式ハンドブック
はてなユーザ向けの本。ヘルプだと量が多過ぎて読むのが大変なため、公式ハンドブックなる本書を手に取った。はてなダイアリーやアンテナなどざっくりしたところは理解できた。もうちょっと上手く書けると思うので、最新情報を盛り込んだ改訂版に期待。
読了日:02月21日 著者:鈴木 芳樹,はてな

読書メーター

2月のベスト

今月のベストはこれ。付け加えると、最後の『はなむけの言葉』は色々あったけどハッピーエンドというオチで、誰から誰へのはなむけの言葉かという点も仕掛けがあってよかった。

別れのあと

別れのあと