TOKIOは一日にして成らず

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著作権のある書籍の全文を無料で公開?

どちらも本日3月1日からのようですが、出版書籍の全文無料公開しています。

クラウド時代と<クール革命>』(角川 歴彦 著)

10日間限定ですが、出版前の新書の全文無料公開です。Viewerでの立ち読み形式ですね。

クラウド時代とクール革命 角川歴彦

iPad、キンドルの登場で時代は激変する!激動の時代を生き抜く策とは何か?
現役経営者が予告する、情報産業の近未来。緊急出版!
【期間限定】2010年3月1日(月)11時〜3月10日(水)11時迄全文無料公開実施!

『生命保険のカラクリ』(岩瀬 大輔 著)

こちらは出版済みの新書で、PDFファイルが4月15日まで全文ダウンロードできます。ただし、アンケートへの回答が必要のようです。

『生命保険のカラクリ』(岩瀬 大輔・著) 文春新書 ほか 書籍情報 文藝春秋

すべての生命保険加入者、必読の1冊
掛け捨ては損なのか? 「一生涯の保険」は本当に必要か? など、セイホ会社の若き副社長が初めて明かす、生命保険の裏の裏

これからどうなる

角川書店の方が3月1日の11時公開、文藝春秋の方が3月1日の6時公開と競っています。

こういった試みは面白いですね。著者に親しめば次の著書は買ってくれるかもしれないし、次とは言わず電子版だと読みづらいから紙の書籍を買ってくれるかもしれない。それに、いい内容の本であれば電子版を読んだ読者がブログや本屋のサイトでいい書評を書いてくれて、電子版では読まない層が書評を読んで書籍を買ってくれることもあるでしょう。何といってもまずは知ってもらえることが重要ですしね。『生命保険のカラクリ』なんて、私の趣味・嗜好からすると、全く知らなくて終わったことでしょう。実際今まで知りませんでしたし。

こういった動きは各出版社で広がっていくのではないでしょうか。ただ、(誰とは言いませんが)同じような内容の本をタイトルだけ変えて粗製乱造するビジネス書ベストセラー作家のような人が一冊だけ無料公開するというのは止めてほしいですね。出版社の見識が問われるところかと。

今日のオススメ本

本当はこちら↓をオススメするべきところでしょうけど、読んでないものは勧められないので。

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