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有田陶器市らぶ(はぁと)

さて、ゴールデンウィークが始まっているわけですが、この時期になると、郷土愛がメラメラと燃え上がってくるのです。というのも、私の出身は佐賀県有田町。あの有田焼の産地です。この時期は有田陶器市が開催されています。混んでなにかと不便なので、最近は用がなければゴールデンウィークに実家に帰りませんけどね(^^ゞ

陶器市は小さい頃から年に一度の大きなイベントで(当時は90万人くらいの人出だったような)、よそからたくさん人が来て町全体が盆と正月とクリスマスが一緒に来たような盛り上がりを見せます。その非日常な感じが小さい頃から好きでした。小遣い握り締めて一日さるいて(ぶらぶら歩いて)、半端もん(数が揃っていない半端なもの)の安い焼き物を買ったりとかね。臨時の需要も発生します。例えば、バイトや駐車場など。駐車場と言えば、うちの実家も庭を駐車場として車を呼び込んでいたことがありました。警察も稼ぎ時とばかりに駐車禁止の取り締まりをしています(普段は駐車禁止の取り締まりなんて見たことありません)。

それで、ゴールデンウィークに入る前に行楽地の人出予想が警察から発表されますよね。例えば、こんな感じで*1

2009年ゴールデンウイーク(4月25日〜5月6日)中の人出予想
順位名称予想人出
(万人)
1弘前さくらまつり(青森)220
1博多どんたく港まつり(福岡)220
3善光寺御開帳(長野)200
4ひろしまフラワーフェスティバル(広島)160
5みなとみらい地区(神奈川)122
6有田陶器市(佐賀)100
7東京ディズニーリゾート(千葉)98
8浜松まつり(静岡)93
9上野公園(東京)71
10角館の桜まつり(秋田)70

これを小学生の頃から見ていて、ずっと疑問に思っていました。福岡のように人口が100万人を超えている都市と人口がたかだか1万5千人(当時、合併前だったので)しかいない町と比べて順位付けされるのはフェアじゃないなあ。外からの流入人数を見るべきでしょうと。

そうは言っても、その頃はうちにパソコンはないし、面倒な計算を手でするわけでもないです。ま、小学生ですからね。ところが、大人になった今、ふと郷土愛がメラメラと燃え上がってきたのです。有田陶器市らぶ(はぁと)ですよ(笑)ということで、思い立ったが吉日、外からの流入人数を推し量ってみました。具体的には行楽地の市町村区の人口比で計算してみました。人口は2005年の国勢調査の値を使用しています。

2009年ゴールデンウイーク(4月25日〜5月6日)中の人出予想の人口比分析
順位名称予想人出
(万人)
市町村区市町村区
人口(万人)
人口比
(人出/人口)
人口比
(有田を1)
1弘前さくらまつり(青森)220弘前市18.911.60.26
1博多どんたく港まつり(福岡)220福岡市140.11.60.03
3善光寺御開帳(長野)200長野市38.75.20.11
4ひろしまフラワーフェスティバル(広島)160広島市115.41.40.03
5みなとみらい地区(神奈川)122横浜市358.00.30.01
6有田陶器市(佐賀)100有田町2.245.51.00
7東京ディズニーリゾート(千葉)98浦安市15.56.30.14
8浜松まつり(静岡)93浜松市80.41.20.03
9上野公園(東京)71台東区16.54.30.09
10角館の桜まつり(秋田)70仙北市3.221.90.48

ほら!圧倒的に有田陶器市じゃないですか。次点の角館の桜まつりの倍、横浜のみなとみらい地区に比べると100倍ですよ!人の流入パワーが。おまけに角舘が町から仙北市になったから、町が有田町しかないし。

んーー、なんか地元が人が少ない田舎ですと言っているだけのような気がしてきたなあ(笑)

今日のオススメ本

一ノ瀬泰造さんの『有田の匂い』という写真集の写真が載っています。一ノ瀬泰造さんは著書の『地雷を踏んだらサヨウナラ』が映画化もされた戦場カメラマンで、私の高校の大先輩です。これについてはまた書きましょう。それではサヨウナラ♪

一ノ瀬泰造―戦場に消えたカメラマン

一ノ瀬泰造―戦場に消えたカメラマン

最後のひと言

写真を撮るために陶器市の時期に実家に帰るというのもいいな。

*1:読売新聞のGWの人出、7050万人予想から引用(警察庁発表のソースが見当たらなかったので。と言うよりも、元々主催者の発表を取り纏めたもので、今年は警察庁として全国的に取り纏めた発表はやっていないらしい。これは2009年のもの)。