ナイキからのメール
ナイキ(NIKE ZOOM SPEED SERIES 運営事務局)からこんなメール来てた。
件名:[特別先行案内]3月3日開催フルマラソンをヴェイパーフライ 4%フライニットで走ろう。
送信日時:2019/02/13 20:43From:NIKE ZOOM SPEED SERIES 運営事務局
磨きあげてきたそのスピードとナイキ史上最速のシューズで、きみ
も常識をうちやぶれ。
「ZOOM SPEED SERIES」に参加された皆さんへ先行案内。
3月3日(日)に開催されるマラソンを自己最速で駆け抜けるために
特別に今週末からレース当日までヴェイパーフライ 4%フライニットを無料でレンタルします。
レンタルをご希望される方は、以下のエントリーページから
2月14日(木)23:59までにお申し込みいただくようお願いいたします。 (略)
当落通知は2月15日(金)17:00までにメールにて発表させていただきます。
3月3日開催フルマラソンって!3月3日(日)に開催されるマラソンって!!まあ、オトナの事情で東京マラソンって書けないんだろうけど(笑)。この表記だと、東京マラソンとは限らないか。鹿児島マラソンも同日開催みたいだし。
ただ、エントリーページに行くと、以下の記載が。
◆レンタル条件
・2019年3月3日(日)に東京で開催されるフルマラソンに参加予定の方が対象となります。
・レンタルは、レースで着用予定であったご自身のランニングシューズと引き換えになります。
ああ、やっぱり鹿児島マラソンじゃダメなのね。「レースで着用予定であったご自身のランニングシューズと引き換え」とかイヤだなあ。タダで使わせるからお前の寄越せって横柄な感じがする。メール送信の翌日の2月14日(木)23:59までにエントリーしないといけない急なスケジュールもなんでだろう。ナイキは焦っているのか。
「ZOOM SPEED SERIES」に参加してシューズレンタルする人数は数十人程度と思われ、この試みだけで東京マラソン当日にナイキのシューズが席巻するということはないだろうけど、普段練習で使っている競合メーカーのシューズから強引に変えさせようとするやり方が好ましくない。
エントリーページには以下の記載もあって、走る人に一応気を遣ってはいるのね。なにせ160kmしか耐久性がないと言われるランニングシューズなので*1。
※レンタルするシューズは、新品ではございませんが、フルマラソンにて十分に機能するものとなります。個体差はありますが、最大でも合計30km程度を走行したものになります。
ヴェイパーフライ 4%フライニットは1回試し履きして走ったことあるけど、よく言われるような跳ねる感じはなかった。この時は疲れててペースが遅かったせいもあるかもしれないけれど。
ヴェイパーフライ 4%フライニットは自分に合わないというのが一番だけど、今回のやり方が気に食わないので、レンタルすることももちろんナイキのシューズで東京マラソンを走ることもないかな。*2
東京マラソンのスポンサー
東京マラソンのスポンサーはアシックスだけど*3、ちょうど昨日こんな日経新聞の記事が。
アシックスが13日発表した2018年12月期の連結決算で、最終損益は203億円の赤字(前の期は129億円の黒字)だった。米国などで主力のランニングシューズの販売不振となる中、海外子会社ののれんの減損損失など240億円の特別損失を計上したことが響いた。同社は昨年11月、構造改革に絡んだ損失を計上する可能性があるため、前期の最終損益の見通しを「未定」としていた。
アシックスは箱根駅伝でもナイキにシェアを奪われているからね(訂正:ナイキにシェアを奪われているのは同じ日本メーカーのミズノだね。ここの記事参照)。1年後に黒字に戻るというのも眉唾だよねえ。
19年12月期は最終損益で50億円の黒字を見込む。シューズブランドの「オニツカタイガー」の販売拡大や、中国市場での成長を加速し、売上高は前期比1%増の3900億円、営業利益は14%増の120億円になると予想している。
今日のオススメ本
今回のナイキのやり方は別としてナイキ本と言ったら創業者フィル・ナイトの伝記を書いたこれがイケててオススメ。と言っても、まだ最後まで読んでない(笑)。