TOKIOは一日にして成らず

日々思ったことをつらつらと

当ブログの記事には広告・プロモーションが含まれています

会社に勤めながら個人で情報発信することを考える 【後編】 #メディアミートアップ

2月5日(火)に参加したイベント『メディアミートアップ vol.8: スマホ時代の個人情報発信の始め方』のメモの後編です。前編は以下。

tkfuji.hatenablog.com

 

スマホ時代の個人情報発信の始め方」についての議論 質疑応答編

会場からの質問を受け付けて、徳力基彦さん(@tokuriki)司会で、嘉島唯さん(@yuuuuuiiiii)、むねさださん(@mu_ne3)、りょかちさん(@ryokachii)の議論は進みます。

嘉島さんのアップルの記事はプロダクトか否か

質問者 (プロダクトと作品の違いの話があったことに対して)アップルの記事はプロダクトではないんですか。

 

徳力 例えば、この記事ですね。*1

www.buzzfeed.com

嘉島 二刀流。アップルの記事は色々語れることがある。文字数がない紙芝居の記事。スペックで何グラムと言われても分からない。牛乳瓶1本分とかの方が分かりやすくないですか。

 

徳力 まあ……(言葉に詰まる)。
 
嘉島 情報量が多い記事は賢く思われたいだけ。記事の写真も契約しているフォトエージェンシーを使う。誰が写真を撮ったとか興味ないでしょう?
 
嘉島 PVとか見たら病む。数字を気にしたくない。二刀流として作品として考える。嫉妬しなくて済む。誰も嫉妬しないから良き。
 

書くジャンルは書き分けているか

質問者 書くジャンルについてどれくらい意識しているか。自分らしいジャンルかどうか気にするか。

 

りょかち 割と決めている方かも。コラムとnoteでは違う。コラムはお金貰っているので、価値として顕在しているもののみを書く。書かないのは自分のブランディングがブレると思った時。まずは小さい山に登らないといけない。最近はnoteで雑多なことも書いている。
 
徳力 書くジャンルがある程度決まっていた方がいいかも。
 
りょかち 何屋さんか分からないと、常連さんができない。
 
むねさだ 書きたいジャンルは絞らない。興味があることを書く。それは時代・時代で変わる。飲みに行っただけとかのただの日記でしょと思われることは書かない。飲み会でも何か気づきがあったら書く。例えば、なぜ3人と4人に分かれるのかとか。
 
嘉島 ジャンルを意識したことはない。書いている時はモヤモヤしてても、文章を公開した時点で読んだ人のもの。手放したい。悩みたくない。読んだ人は私の悩みを受け取っている。
 
質問者 徳力さんは?
 
徳力 聞かれると思っていなかった……(しばし考え込む)。noteでブログ復活したが、今は分けていない。元々ブログ書いていた時は分けていた。ブログは書いていたことで首が繋がった、キャリアを救ってくれた存在。昔はビジネス周りばっかり。(今は)ビジネス繋がりで(書いている)。*2
 
徳力 noteは毎日書くと褒めてくれる。100日連続投稿で褒めてくれる。こんなサービスは今までなかった。予約投稿機能も使って途切れないようにしている。今は125日連続投稿中。
 

SNSとブログはどうやって使い分けているか

質問者 Facebookはやってて、周りに言われてnoteを書き始めた。Facebookとどう書き分けたらいいか。媒体によってどうやって使い分けているか。はてブもやってて、周りにやれと言われた。

 
徳力 SNSで書く習慣はあると思うが、どう始めたらいいか。
 
むねさだ 誰かが知りたいと思った時に検索して辿り着ける。Facebookの個別の投稿だと、検索で辿り着けない*3。情報として届けたい内容、1週間後や1年後に届くなら。検索可能な媒体に書くべき。

 

りょかち やる目的がないならやらなければいい。
 
嘉島 Facebookはあんまりやらない。Twitterは「眠い」「だるい」しか言わない(笑)。noteは考えている。Facebookとの違いはnoteは自分を全く知らない人もいる。普遍的な価値を入れるようにしている。人は死んだらどうなるかとか悲しみの処理の仕方とか。普遍的な価値と個人の体験を繋げる。それが他者とのコミュニケーション。知らない人にどう捉えられるか、それが社会と繋がっている。孤独が和らぐ。Facebookは自分を知っている人なので、普遍的な価値は考えずに書き殴る。
 
徳力 Facebookとブログは同じものを上げる。友だちだけに見せるのはもったいない。自分も見つけたいからハッシュタグ付きでnoteに書く。徳力という名前が珍しいのもあるが、Google検索で引っかかる。Evernoteだと、キーワードを思い出せない。
 

ミートアップタイム

ミートアップの時間。案内には「会費をもとに、軽めの軽食をご用意する予定です」とあったが、イベント開始前から軽食は用意されていて、早く来た人は食べられるシステム。それはいいんだけど、なんと飲み物がない!*4 TOKIOさん*5も早い時間に着いたけど、お腹も空いていないし、懇親会は飲み物(=アルコール)がないと始まった気がしないので、あまり手を付けず。
 
遅れて来た飲み物で乾杯してたの図。

f:id:tkfuji:20190205194019j:plain

ヱビスビールで乾杯♪ 時間は19時40分

 

ミートアップの時間には飲み物しか残っていない。3人の登壇者には行列が出来ている。*6

 

あわせて読みたい

行列に並ぶ気はしないので、手持ち無沙汰で返ろうかと思ったが、ふと思い立って会場でトゥギャったのがこちら。参加者各人に刺さった言葉がツイートされているので、こちらもあわせて読みたい

TOKIOの所感

メモでは表せていないが、嘉島唯さんが一人で笑っていて*7、楽しげで一緒に飲んだら楽しそうだなと思った。良き。
 
それだけではなく、きちんとした考えがあったのが印象的。例えば、以下の発言。
嘉島 Facebookはあんまりやらない。Twitterは「眠い」「だるい」しか言わない(笑)。noteは考えている。Facebookとの違いはnoteは自分を全く知らない人もいる。普遍的な価値を入れるようにしている。人は死んだらどうなるかとか悲しみの処理の仕方とか。普遍的な価値と個人の体験を繋げる。それが他者とのコミュニケーション。知らない人にどう捉えられるか、それが社会と繋がっている。孤独が和らぐ。Facebookは自分を知っている人なので、普遍的な価値は考えずに書き殴る。
 
モノを書く時に自分の頭で考えて、それを自分の言葉で書いて、書いたことを自分の言葉で語る。物書きには当たり前かもしれないが、最後の書いたことを自分の言葉で語るのは難しい。その語りが聞く者にとって普遍的な価値となる。
 
あと、嘉島唯さんだけでなく、むねさださんやりょかちさんの今回の取り上げた記事は会場でざっと読んだだけなので*8、後で読み直して議論での発言と一緒に考えよう。
 
メディアミートアップの基本ルールの一つに「双方向でのミートアップが目的」というのがあったが、あまり双方向性がなかった。最後の質疑応答も含めて、よくあるパネルディスカッションという感じだった。パネルディスカッションとしては成功*9だとは思うけれど、当初の目的とは違うなと感じた。
 

会場「ピースオブケイクのイベントスペース」の良かった点

前編の冒頭でオシャレな会場に触れたけど、その会場で良かった点はこれ。Macのアダプターが差しづらい電源(よくある)に最初から備え付けの延長電源ケーブルがあった!

f:id:tkfuji:20190205210912j:plain

 

閉じたらこんな感じ。これは良い!勉強会やイベント会場には是非これを常備していただきたい。*10

f:id:tkfuji:20190205210904j:plain

今日のオススメ本

noteもブログも良さげな本がなく、本質的には文章をどうするかを考えるのがいいだろうということで。文章術の定番としてはこちらかなあ。

新装版 日本語の作文技術

新装版 日本語の作文技術

 

 

 

*1:本編から思っていたが、徳力さんググるの早い。いや、グーグル先生がすごいのか。

*2:括弧内はメモにはない後で補足した言葉。違ったこと言っていたかも。

*3:そんなことないと思うが

*4:カクヤスの配達時間が1時間単位でしか設定できず、19時から20時にしたせいらしいが。

*5:俺だよ、俺

*6:囲んで複数人で話すのではなく、一人ずつ次の人を気にしながら流れ作業で話していくアレ。有名人ではありがちだが。

*7:笑いの沸点が低いのか、笑いのツボが独特なのか、頭の中では違うことを考えているのかも

*8:すみません。自分の観測範囲にないのか、レーダーが鈍いのか、3人の記事をこれまで読んだことがなかったので。

*9:パネルディスカッションとしては上手く議論が噛み合わないのが一番よくある失敗なので(笑)

*10:以前は自分で用意して持って行ってたりもしてたけど。