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書道ガールズ初日舞台挨拶行ってきたよぉ

ごめんなさい、書道ガールズ舐めてました。只のテレビ局企画のドラマみたいな映画だと観る前は思っていました。オリジナルでこの脚本は素晴らしいのひと言。

脚本家は永田優子さん。どんなの書いたかと言うと、フジテレビの『ヒミツの花園』、テレビ朝日歌のおにいさん』『ダンディ・ディ?〜恋愛小説家・伊崎龍之介〜』、TBSの『ヤンキー君とメガネちゃん』。あれっ、ほとんど観たことないや(笑)おまけに、この映画は日本テレビの『ズームイン!!SUPER』から生まれたと言えるけど、日本テレビのドラマは書いたことがない人なんだ。へえ。

舞台挨拶

映画の前に舞台挨拶。

主演の成海璃子さんがお目当てで、彼女に集中してました(笑)彼女の話で印象に残ったのは、映画の舞台となる四国中央市での撮影で卓球が好きと言ったら、市長が卓球台を用意してくれた話ですね。他のキャストも公開初日ということで緊張しているのか、最近のテレビ出演で舞台挨拶の実感が湧いていないのかもと感じました。

それと、インタビュアーの自称映画ジャーナリストさんが踏み込んだ質問ができず、通り一遍の内容になったのが残念。ジャーナリストを自認するのなら映画の背景とか事前に調べてから質問してほしいものです。たぶん良くて試写を観たくらいじゃないかな。

その場で半紙ですが生書道も披露されました。書道ガールズの5人が「祈」「大」「ヒ」「ッ」「ト」と一字ずつ書くのですが、見逃しませんでしたよ。他のコがどう書こうか思案している間に璃子ちゃんが最初に思い切りよく書き出したのを!

成海璃子さんが笑顔が多くて、ホッとしました。一時期テレビや舞台挨拶でも表情が硬かったので。ずっと上の世代の人に囲まれて仕事をしていたのが、本作で同年代の男女数人と共演したことが上手く作用しているんでしょう。最近はテレビに出てても笑顔が多いですしね。

映画

テーマは再生。re-born、再び生まれる。例に漏れずシャッター通りが続く四国中央市。実話に基づいてその紙の町の町おこしを発端とするが、もっと個人的な再生の話になる。それは楽しかったことがいつしか苦行になったり、ずっと苦しいと思っていたことに楽しみを見い出したり。書くことは自分にとってどういうことなのか。

単なるチームワークじゃないんです。書道部の5人もそれぞれ孤独だったり、その孤独に書で向き合ったり。個(映画の中では「こ」と表現されます)をどう確立して、その上でどうチームワークを築くか。映画ではここでの登場人物の葛藤が上手く描かれます。同年代の高校生が観るのもいいですが、それ以上に、日々の忙しさにかまけて昔の何かを大切に思う気持ちを忘れた大人のあなたが観る映画です。

それにしても、成海璃子は凛とした少女だ。


予告編

予告編はこちらから。

本日のオススメ曲

手紙~拝啓 十五の君へ

手紙~拝啓 十五の君へ

クライマックスの書道パフォーマンスの曲はアンジェラ・アキさんの『手紙 〜拝啓 十五の君へ』。これも自分とどう向き合っていくかという曲です。この場合は未来の自分だったり、過去の自分だったりします。未来の自分に向かって手紙を書くというのはいい考えですね。今度やってみよう。アンジェラ・アキさんは十五の時に三十歳の自分に書いたそうです。んー、倍の年齢に向かって書いたらすごいことになりそうだから(笑)、今書くんだったらフィードバックも考えて5年後か10年後かな。とりあえず、5年後の自分への手紙を書いてみよう♪